『ピアノ・デュオ曲目事典』の誤りについて

1993年に群馬大学教授・下山望先生との共著で出版された標記の本(ムジカノーヴァ叢書18)の三國担当部分で、かなり誤った記述があることが今までに分かっています。
この本を修正して再版となることは見込めないと思われますので、この場をお借りしてお詫びし、以下訂正いたします。

お買い求めになられた方々には多大なご迷惑をおかけいたしました。心よりお詫び申し上げます。

・ P.30 バーバー「スーヴニール」: “(バレエ音楽よりの編曲)” → この曲はオリジナルであり、「バレエ組曲」の誤り。
・ P.32 バークリー “パルム・カウント・ワルツ”→ 「パーム・コート・ワルツ」の誤り。元の楽譜カタログの誤植から来たのか読み誤ったのかは分かりませんが重大な間違いでした。
・ P.47 フィールド 「Hou have I grieved you」→ 「How have I」誤植のチェックミス。
・ P.65 ダンディ “異なる国々のテーマによる7つの恐怖の歌” → これについては、McGROW, Cameron 著「PIANO DUET REPERTOIRE」に以下のように表記されていたのでそれを訳したのですが、IMSLP のサイトを見ると「terreur」は「terroir」となっていました。「恐怖の歌」ではなく「郷土の歌」「地方の歌」ということのようです。
「Sept chants de terreur sur des themes de divers pays」(McGRAW)
「Sept chants de terroir sur des themes de divers pays」(IMSLP)
(参考: IMSLP のサイト https://imslp.org/wiki/7_Chants_de_terroir%2C_Op.73_(Indy%2C_Vincent_d'))
(参考: PTNAピアノ曲目事典 https://enc.piano.or.jp/musics/6415
・ P.120 三枝成章 “バイエルであそうぼう” → 「バイエルであそぼう」。単純な誤植の見落としです。

まだ誤りはあるように思われます。時間を見てこのページに掲載いたします。皆様からのご指摘もお待ちいたします。よろしくお願いいたします。


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